今日も昨日と大差ない。

 パトロールをして取り締まって、今日が終わっていく。

 廊下ですれ違い様に向けられる不躾な視線、ひそひそ話。

 何もかも慣れている。

 だって、私は浅ましくも側にいようとしたから。

 そういうものを浴びせられると知っていながら。


 昨日、あんなことがあったのに、彼女達は仕掛けてきた。

 呼び出しの手紙を受け、私がいるのは廃倉庫。

 ついうっかり、面白そうだからのこのこ出向いてしまった。

 もちろん、このことは誰にも言っていない。

 言ったら、一人で楽しいことはできないから。