「あとは...赤ずきんのぶどう酒...
あ。これはジュースにしよう」
「白雪姫はりんごだから、
アップルティーだね!」
「クッキーとかもいいな」
2人で
やいやい言い合っているうちに、
なんとかメニューが決まってきた。
「ま、...こんなもんでいいんじゃない??」
アイデアを書き出した紙は
真っ黒だ。
とりあえず別の紙に
キレイにまとめて、
後は...
担任にチェックしてもらって。
「どこ行ったぁ」
もう1人の子が先生を探す。
「先生なら職員室に
テープ取りに行ったけどー」
キョロキョロしている
あたし達に気づいて、
クラスの男の子が教えてくれた。
「ちょっと待とうか」
「そだねー」
............ガラッ。

