ヴー...ヴー......




あたしの携帯が震えている。

クラスの子からのメールだ。



内容は、


"今どこー?"

っていうのと、

"喫茶のメニュー、一緒に考えて"


だった。





あー、戻んなくちゃなんないのか。



もう少し屋上で涼みたかったけど
仕方がない。




「奈津はどーする??」


「私はもう少し涼んでいくね」


「りょーかい♪」



あたしは奈津に鍵を渡し、

制服に着替えてから
教室へと戻った。