「オレ、明日仕事早いから、

夕方迎えに来るよ」


「愛梨はどうしようか?」


「真菜のお母さんが、見ててくれるって」


「そう・・・

いろいろありがとう」


「何言ってんだよ?こんなの当たり前」


愛梨を抱き上げた要は、

私のおでこにキスを落とすと、



「また、明日来るからな」

そう言って帰って行った。


・・・

私のお腹に、

新しい命が・・・

私の心の中は、

幸せがこぼれ落ちそうなほど、

溢れていた。