命の花~神様、もう少しだけ~

二人を抱き上げて、

真菜の横に座らせた。

「ママ・・・

もうすぐ、お星さまになるんだって」

涙を堪えながら、

オレは二人に呟いた。

「愛梨も、ママと一緒のお星さまになる」


そう言って、愛梨は泣き出した。

・・・

まだ、『死』を理解するのは、

愛梨には分からないと思っているが、

お星さまは、

手の届かないところにあるって言うのは、

分かっているから・・・