「・・・ただいま」


私も要の腕を抱きしめた。


「ママ、抱っこ」

愛梨が甘えている。


「はい、抱っこね?」

まだ力が戻らない私は、

座り込んで、

愛梨を抱きしめた。


「家事は、まだやらないこと。

オレがするから」


「今まで要が一人でやってきたのに、

いつまでも、迷惑かけれない」