月夜の翡翠と貴方



「…俺らも行くか」

「え」

「話したいことないの?イビヤさんと」


ルトは、まるでわかっているように微笑む。

すと、と軽やかに地面に降りると、こちらを見上げた。

「えっ…………」

生憎とジェイドは、動く事が出来ない。

無理、と伝えると、ルトは笑って、両手を広げた。


「おいで」


…よく、恥ずかしげもなく、そんな事ができる。

「……………」

躊躇っていると、ルトが両手をおろして、「いいの?」と言った。

「知らないよ?降りてこれなくても」

…その、含み笑いが、嫌だ。