月夜の翡翠と貴方



…私は…マテンのコレクションにされる。

ルトはそれをわかった上で、私を買って。


…コレクションにするのだから、私が品物として駄目だと言われない限り、きっとずっとコレクションであり続けなければならない。

今までのように、暇潰しに奴隷を飼って、飽きたら捨てる…とは、違うのだ。


「…明日、君を着飾らせて、これよりもっと美しい檻のなかに、閉じ込める」

…じゃあ私は…

「君は私の、ずっと集めたかったコレクションの、一品目になるのだ。誇りに思うがいいよ。安心しなさい、食事などは充分に用意する」

…半永久的に、檻のなか…?


恐怖で身体が震える。

マテンは私の様子を満足そうに見つめたあと、地下から去っていった。



カタカタ、と手が震える。

…私は…もう、一生檻のなかで過ごさなければならないのだろうか。