月夜の翡翠と貴方



「レグートみたいな奴の言葉も、しっかり受け止めればいい。でももう仕方ないことだから、割り切ることも必要だよ。ジェイドのためにも…相手のためにも」

「…うん」

声が震える。

どうしてこうも私は、情けないんだろう。

ルトに、迷惑をかけてばかりなんだろう。

「…ちゃんと全部受け止めて、それでジェイドが前向きな答えを出したんなら、俺はもうそれだけでいいと思うよ」

…ああ、こんなにも。


「そうやってジェイドは泣くことができてる。後悔も反省も、充分したんだからいいんだよ」


優しい言葉をもらって、いいんだろうか。

出てくる涙を必死に止めて、袖を濡らす。

前に進んでも、いいかな。

もう誰にも甘えないと、誓うから。


「…ありがとう…」


マリアを、解放してあげても、いいかな。

ごめんなさい、母様、父様。

何もできなくて、ごめんなさい、兄様……………