月夜の翡翠と貴方



「ちょ…ちょっと待って。ドレスって…なんでそんなの買うの」


まさかそのために、依頼主は金を送ってきたのか。

手紙に、私のドレスを買えと?

「いーから。一緒にいちばん似合うの探すよ」

そう、ルトはとても楽しそうに言う。

その表情に、なにも言えなくなってしまった。


....一体ルトが受けたのは、どんな依頼なんだ。

私は、どういう扱いをうけているんだ。

訳がわからないまま、私達は大通りへ出た。





とにかく店に入ろう、とルトが適当に店を見つけ、そこへ入る。

店内には、ドレス専門の店らしく、派手な装飾の入ったドレスが立ち並んでいた。