月夜の翡翠と貴方



「これからどうするの?」


控えめにそう尋ねてみると、ルトはこちらを見て笑った。


「買いもの」


やはりか。

ルトは手紙と金を包みへしまう。

「何を買うの」

「ん?」

そう訊くと、ルトはやけにニヤニヤとした嫌な笑みをして、こちらを見てきた。

目で、気持ち悪いと訴える。

すると、ルトはそれはそれは楽しそうに、いつもの笑顔で言った。


「ジェイドのドレス、買うんだよ」


「…え?」


ドレス……?

意味がわからないという顔をすると、「金がこんだけあるからなぁ」とルトは言った。


「けっこー高いやつでも買えるし。あと靴とか小物とか。一式買うぞ」


そう言って、私の手を引いて大通りへ出ようとする。