月夜の翡翠と貴方



それをこちらへ見せてくる。

写真には、長い金髪をした優しそうに微笑む女の姿が映っていた。


「……この人が………?」


スジュナの、母親?

スジュナはこくん、と頷いた。

「…もう、いないけど…」

そう言って、悲しそうに写真を見つめる。

その言葉に、私とルトは顔を見合わせた。

……少し、予想はしていた。

ルトも、「やはり」という顔をしながらも、訊いてしまい申し訳無さそうだった。

「…………あのね、おにいちゃん、おねえちゃん」


スジュナは優しい瞳をして、写真を見つめている。


「………ん?」


ルトが、目を細めてそう返事をした。