「私たちも行くよ!」
「あ?私関係なっ…―」
あっこの声なんて耳に入らないほど必死な私は女子の群れの中に入っていった。
「留衣くーん!」
「メアド教えてー!」
口説き文句が飛び交うなか、さすがの私も退きそうになる…
っだめよっ!このなかで一番印象を残さなきゃなんだから!
私はずんずんと群れを掻き分け、ついに留衣くんの姿がはっきり見えるところまできた。
うわ…近くで見ると…
さらにかっこいい…
かっこいいというよりも、かわいいが正解なのかな?
女の子みたいにきれいに整った顔は、私のツボをド直球でついている。
「留衣くん…。……っきゃ!」
ぽおぉぉ…と眺めていた私は、背中から誰かしらに押し出されてしまった。
「ぶはっ…すいませ…っ」
勢い余ってぶつかってしまったその人に謝ろうと顔をあげた…瞬間…
「大丈夫ですか?」
あの澄んだ声が降ってきた。
