「拓の部屋、いつみてもホント綺麗だよねー」



「そうかな。適当に座って」



そう言うと自分の横にクッションを置き、ポンポンとたたいた。



そこに座れとでも言うように。



「あっ、うん♪」



あたしはそこに座った。



そうしたら拓は自分の手をあたしの腰に回した。



あたしは拓の肩に顔を乗せた。



この瞬間が一番落ち着く。



「落ち着くな」



拓が言った。



あたしと同じ事思ってたんだね。



なんだか嬉しいな。