結局私はコンビニに立ち寄り、弁当を買って帰宅した。

そして、テーブルに弁当を置くとパソコンの電源を入れた。


普通に考えると、犯人は唯を唯だと知って襲ったとしか思えない…

もしスタッフの3人が事故や自殺ではなく、何者かの犯行による事件だとすると同一犯による可能性が高い。

そうなると、犯人は唯とスタッフを知っている人間という事になる…



「サオリか…」

私はパソコンの画面を見ながら、ぽつりと呟いた。

この条件に合う人物はただ1人、ミーティングに参加し唯と口論をしていたサオリ以外に考えられない。


でも…
それだと、スタッフを襲う理由がない。



私は弁当のフタを開けると、割り箸を手にした。

弁当を食べ始めると同時に、パソコンの画面がケータイ小説サイトのトップ画面に切り替わった。


弁当を食べながら、自分の登録名でログインした。

これなら、不審な人物を見付けた場合にファン登録するなり保存の方法がいくらでもある…


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