翌日の金曜日――
また誰か事故に遭ったりしていないか、怯えながら皆が出社してくるのを待った。
始業時間が近付くにつれ、1人2人と増えていき、交通事故で入院している2人を除き全員揃った。
「ふう…」
思わず安堵の溜め息が出た。皆は一体どう考えているのだろう…
私は安心して、日常業務を開始した。
掲示板や感想欄のチェックをしていた時、書き込みを見て思い出した。
>結局ミーティングってどうだったの?
何の発表もないし、よく分からないよね。
>どうなんだろ?
結局私は行かなかったから、よく分からないんだよね…
前回は報告とかあったのにね。
「ミーティング…」
そういえば、本当にミーティングってどうなったんだろ?
私がこのケータイ小説の部署に配属になった直後に行われた、利用者とのミーティング。
まだ私はよく分かっていなかったから、ただ話を聞いていただけだったけど、あれから何の話も出ない。
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