私は何も反論出来なかった…
それは、私自身が強く感じていた事だったからだ。
表面上はユーザー重視の姿勢を打ち出しながら、実際は森田課長を筆頭に、スタッフ全員が保身の事しか考えていない。
「あんなサイトなんか、潰れてこの世から消えてしまえば良い…」
「あ、あの暴露ホームページは…」
瀬戸川さんは、当然の様な顔をして全く否定する事もなく認めた。
「そう、あれは私のホームページ…
利用者が減少すれば、ケータイ小説サイトなんて成り立たない…
ケータイ小説サイトの裏事情を暴露して、ユーザーの離反を誘ったのよ。
だからといって派手にすると色々問題があるから、口コミで広がる事を狙ってね」
「で、でも…
真剣に、ケータイ小説を書いているユーザーもいる訳だし…」
私の言葉に、瀬戸川さんの表情が突然険しくなり、私を睨み付けた。
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