確かに、田中の言う事にも一理ある…
運営側も不正の投票やランキング操作をしていたが、あの受賞作家3人も大賞中から運営側と密約を交わしていた。
それに加え、PVまで不正プログラムを使って増やしていたなんて…
でも、それでも――
「だからといって、人を殺す事が正義だなんて思わない。
通報するとか、直接本人と話すとか…
もっと別に、出来る事があったでしょ?
結局、自分が認められなかった事に対する、逆恨みにしか思えない…
単なる殺人よ!!」
私が厳しい口調で田中の言い分を全て否定すると、田中の背後に立っていた瀬戸川さんが、ゆっくりと前に出て来た。
そして、薄ら笑いを浮かべながら、冷めた目付きで私を見た…
「何を言ってるの…
あのスタッフの一体誰が、ユーザーの事を考えて行動してくれるというの?
誰が本気で、ユーザーの事を考えているというの…
答えて!!」
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