と、普通なら逆恨みだから嫌がらせや、掲示板で暴言を書き込む程度で済むところだけど…
これは、あくまでも私の推測だけど…
2年前の事件の時に連絡してきた瀬戸川さんと付き合いがあったあなたは、運営側の不正聞いたのではないの?
それで逆恨みが、受賞作家や運営側に対する明確な憎悪に変わった。
何とかして怨みを晴らそうとしたあなたは、2年前のあの事件の事を思い出し…
事もあろうに、韻を使って受賞作家を自殺させる方法をとった!!」
田中は全く表情を変える事もなく私の話を一通り聞いた後で、ぽつりと呟いた。
「それで…
一体どこに韻を使ったと思う?」
「それは、もう分かってる…」
もう、19時は過ぎただろうか…
辺りはすっかり夕闇に包まれ、裏通りに立ち並んでいる街灯が黄色く光り始めた。
時折通り過ぎる車のライトも、眩しく感じる様になった…
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