管理人


「…――2年前、あなたは心ならずも、連続電車飛び込み事件の犯人に加担してしまった。

その事を酷く後悔すると同時に、自分の作家としての才能にも気が付いた。
それで、その時の登録名AYUMIでケータイ小説を書き続けた…


才能を開花させたあなたは人気作家となり、去年の第2回ケータイ小説作家大賞にエントリーした。

人気、実力共に大賞が確実だと言われたが、なぜか1次選考で落選…

1度はケータイ小説に失望して退会したものの、新人賞が開催されると知りRyoとして復帰した…」


田中の表情は少しも変わらず、ただ私の話を聞いていた。

その姿を確認すると、私は話を続けた――


「その新人賞も、途中までは上位にランキングされていたものの、不正分の是正だとか理由を付けられ、得票数を削られて1次選考で落選。

当然納得のいかないあなたは、受賞作家に逆恨みをした…


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