昼休みも終わり、再び職場に戻り仕事を再開した。

とはいえ、様々な事が頭の中で渦巻き、とても仕事に集中出来る様な状態ではなかった。


それにしても、ケータイ小説作家大賞の告知をして以来、掲示板や感想欄の書き込みが増えた。

多分、賞金と書籍化目当てで、他のサイトから来ている人もいるのだろう。
無駄な努力だという事も知らずに…


仲間うちでの褒め合いレビューに、投票しますから投票して下さいという相互投票の依頼。

考えてみれば、こんな作品の内容と関係ない…いわゆるコミュニケーション能力の高い作家が上位にランキングされる様になった事が、このサイトの信頼の低下や大賞の権威失墜を招いたのだ。


もう、このレビューと書き込みを、全て削除してしまいたい!!

そうすれば、地道に努力している、実力がある作家が報われるのに――


.