それにしても――
繭子と他の3人は、一体何が違っていたのだろう?
もし私があんな誹謗中傷のコメントを書き込まれたら、まず何をするだろうか…
私はパスタを食べ終わり、セットのコーヒーを飲みながら考えた。
あんな事を書かれれば、間違いなく激怒する。それは、自分の作品に自信がある人ほど、その度合いは激しくなるだろう…
だとすれば、削除するよりも先に、相手が一体どんな人物なのか確認する――
そうか!!
プロフィールだ。
いや…
それだと、他の人も同じ様に見る可能性がある。
それに繭子だって、相手のプロフィールくらいは確認したかも知れない…
最終的には、あのコメントの内容を考えると、どんな温厚な作家でも削除するはずだ。
それが削除されていないとなれば、間違いなく削除するまでに死んでいる…
作家しか見ない、聞かないものとは、他に何があるだろう――
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