いつもの様にコンビニで弁当を買った私は、帰宅するとすぐにパソコンの電源を入れた。
弁当の蓋を開け、白身魚の天ぷらを食べながら、鞄に入れて持ち帰ったあのCD-ROMをパソコンに挿入した…
キュルキュルという特有の読み込む音を立てながら、パソコンが読み込みを開始する――
数秒後に表示されたディスクドライブをダブルクリックした。
「これって…」
ご飯を挟んでいた箸が、思わず止まった。
CD-ROMの内容に期待はしていたものの、多少は…というレベルであって、多大な期待はしていなかった。
だが…
私は箸を置き、夢中でマウスを動かした。
「これって、去年の第2回ケータイ小説作家大賞と、今年の第1回新人賞の本当の結果だ!!」
そう…
そこに表示されたのは、運営側が操作していない作品の投票数とPVだった!!
一体誰がこんな物を…
いや今はそんな事は関係無い。これを見れば、ひょっとすると犯人が絞り込めるかも知れない!!
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