ランチは作り置きがある為か、5分と待たずに御膳が目の前に並んだ。
暫く森田課長と雑談をしながら食べていたが、いよいよ悩んでいる事を話し始めた…
「あ、あの課長。
御存知だとは思いますけど、最近極端にアクセス数が減っているんです。
一体どうしてなんでしょうか?」
森田課長は、全く動揺する素振りも見せず淡々と答えた。
「それはやはり、我々の努力が足りないからじゃないかな。
新しいサイトが次々とオープンし、ケータイ小説業界は激戦になっている。
読者を惹き付ける様な作品を書く作家を、いかに我がサイトに呼ぶかでアクセス数も当然変わってくる。
その作家達を引き止める魅力が、我がサイトには足りないんだろうな」
そうか。
利用者にとって魅力あるサイトでは無くなっている。という事なのか…
どうすれば、そんなサイト作りが出来るのだろう。
そうだ――!!
私自身が携帯電話から登録して、利用者になれば良いんだ。
小説を書いて、作家達と交流をすれば何が悪いのか、きっと分かる筈だ。
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