管理人


分からないな。
やはり、ケータイ小説自体のブームが去ろうとしているのか?


「ふう…」

思わず大きく溜め息を吐いた。

「吉川君。
そんなにパソコン画面を睨み付けてないで、少しは息抜きしないと」

「あ、はい」


ケータイ小説サイト部門の責任者である森田課長に声を掛けられ時計を見ると、既に12時を過ぎていた。

森田課長はケータイ小説の書籍化において、ヒット作を何作品も世に送り出し出世したケータイ小説のプロだ。


「どうだ。
昼飯おごってやるから、一緒に行かないか?」

「あ、ご馳走になります!!」


私はパソコンを閉じると直ぐに立ち上がり、森田課長の後を追った。

昼食はどうでも良かったが、このアクセスが減少している事についての意見を聞きたかったのだ。


エレベーターで1階まで下り社屋の外に出ると、近くの和食屋に入った。

「ランチで良いな?」

「はい」


テーブルが6席とカウンターが10席の店内は、昼時という事もあり私達で満席になった。


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