週が明けの月曜日――
始業時間になるとすぐに、森田課長が突然会議をすると言い出した。
私は森田課長に呼ばれ、全員に会議用のレジメを配る様に指示された。
何気なく受け取ったレジメを見て、思わず手が止まった…
「これって…」
3枚綴りのレジメの表紙には、第3回ケータイ小説家大賞と書かれていた。
今から、毎年6月から受付が始まる大賞内容について、スタッフ全体の会議をする様だった。
全員にレジメを配布し自分の席に着いた私は、レジメを捲って愕然とした…
2枚目には、協賛企業賞を除く全ての受賞者とタイトルが明記されていたのだ!!
中には、まだ公開されていないタイトルまであった…
これは、デキレースの指示書以外の何物でもない!!
知ってはいたが、現実に配布され、私は言葉を失った。
しかし…
周囲のスタッフは、当たり前の様にレジメを眺めている。
「まあ、そろそろあの作家も人気出てきたし、デビューさせても良いかもね」
「そうだね」
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