初めて話を聞くのか、愛美は茫然と千里の顔を見ていたが、重苦しい空気を振り払う様に2人の間に首を突っ込んできた。
「ま、まあ、何か出来る事があれば手伝うし…
ね、千里!!
頑張ろうね栞!!」
必死に場を取り繕ろおうとする愛美の姿に、思わず笑みが溢れる。
「…――分かった。
栞さん、何か出来る事があれば手伝うから、1人で悩まないでね」
千里が先程とは違う柔らかい表情で、私に告げた。
私はそんな2人の様子を見ながら、決意を新たにした。
私はケータイ小説サイトの管理人だ。
運営側に不正が有ろうと無かろうと、私の仕事はユーザーに最良の環境を提供する事…
ユーザーを自殺に追い込む様な書き込みがあるならば、それを駆逐しなければならない。
そして、最終的にはサイトに蔓延する不正を摘発し、何とか排除しなければ――
それから暫く3人で雑談した後、私は家路に着いた。
「絶対に私が解決してみせる」そう強く思いながら――
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