派手な方が愛美だったとは…
想像と違い少し驚いたが、人懐こさと雰囲気はメールの人物そのものだった。
「あ、こっちが親友の千里」
愛美が後ろに立っていたショートボブの女の子の手を引き、私の前に押し出した。
「こんにちは…」
無愛想に挨拶をするその千里という女の子は、続けて思いもよらない事を言った。
「私あの時の事は、余り話したくないんです。実際、親友の愛美にすらしてないくらいですし…」
その言葉に、慌てて愛美がフォローを入れる。
「ちょっと千里!!
わざわざ東京から来たんだし、話くらいしなよ~
私の面子が丸潰れじゃないの」
私は一体何がどうなっているのか分からず、暫くその様子を見ていたが、このまま話を聞けずに帰る訳にはいかず、自分が出版社の人間でケータイ小説サイトの管理人をしている事など、全ての事を話した。
愛美はかなり驚いていたが、千里は真剣な眼差しで私に妙な事を聞いた。
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