私にはユカの言っている事の意味が、全く分からなかった。
「何の事を言っているの?
私は一生懸命にユーザーの事を考えて――」
「うるさい!!」
ユカは私の言葉を遮る様に、更に大きい声で怒鳴った。
その時、少しずつユカに近付いていた私には、はっきりと見えた…
ユカは街灯の光でも分かる位、大粒の涙を流していたのだ。
「あなた達サイト運営者はいつだってそうだ…
私達に、本気で利用者の事を考えているかの様に言いながら、自分達の利益の事しか考えていない。
新人賞の時だって、私は不正なんかしていないのに、でっち上げで失格扱いにされた。
あなた達はそれで良いのかも知れないけど、私は…私の作家生命は、その時終わったのよ!!」
私は言葉を失って、再び立ち止まった。
まさか…
そんな事が本当にあるの?
確かに以前、「デキレース」と掲示板に書か込みをされていたのを見た記憶はあるけど…
でも、そんな馬鹿な事が――
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