そして、こほんッとひとつ咳払いをして私たちを黙らせる葛城先生。 葛城先生は言った。 「じゃあ、さようなら!」 「「「さようならー!」」」 ここだけはしっかりハモる私たち。 「じゃー、帰るかぁ!」 城島が私と神山に確認するように言う。 神山は、 「おう」 私はちょっと笑って、 「うん!」 と素直に言ってみたのだった。