「っ…!」 ……もう、ダメだ。 拒みたいのに拒めない。 脳は警告してるのに、身体が受け入れてしまっている感じ。 本能が理性に勝ってしまった私は、 ぎゅっ、と。 王子様の背中に腕を回して抱き寄せた。 ふわふわする意識の中、 私の頭の中では、ついさっき、王子様が奏でた美しいメロディーが流れていた。 そのうち、なぜかそれが『猫踏んじゃった』に変わってて… 最後までずっと、やかましく鳴り響いてた―― 「安心、してくれたかな…?」 *End*