黒猫*溺愛シンドローム~Plus~



「いつ、こっちに帰って来たの?」


キラキラと喜ぶ萌ちゃんと青ざめたまま言葉も出ないナツメ。


「ちょっ…ナツメ!」


そして、その間に挟まれて盾に使われている王子。

後ろからがっちりと肩を掴まれて、ナツメを振り返ることもできない様子。


「あれぇ?その制服…もしかして、萌と同じ学校?」

「!?」

「わぁ!じゃあ、また一緒に通えるね。」


……?

目の前の光景にひたすら“ハテナマーク”を浮かべるしかない私。


「…ざまーみろ」


小さく聞こえた声に振り返ってみれば、ダイスケが満足気にイジワルな笑みを浮かべてるし…

ホント、わけわかんない。


「嬉しいなぁ。萌、なっちゃんが帰ってきてくれたらいいなぁって、ずっと思ってたの」

「……」

「また一緒に遊びたいなぁって…「遊ばねーよ!!」


王子を盾にしたまま、ナツメは勢いよく叫んだ。


「…俺は、忘れてないからな。」