「俺、前田拓海!森中出身!よろしくー」 「俺は倉沢大志。泉谷中出身。よろしくな」 「泉谷中って、バドの強いとこ?」 「うん。俺、バド部だった」 「すげー!」 ザワザワと賑わう教室内。 自己紹介タイムだ。 女子の方ではもうグループが出来つつある。 教室に入る前、7組をのぞいてみたけど、千崎の姿はなかった。