「俺も、瑞紀の兄がよかったな」 「…え……」 「だって、有利我儘だし」 「……」 「マセてるし」 「……それは」 「全然、瑞紀がよかったのに」 ぎゅっ、と私の背中にある史哉先輩の手に力が込められた。 「…私が史哉先輩の妹なら、きっともっと我儘だったと思いますよ?」 「いいよ」 「えっ…」 「瑞紀の我儘なら、いくらでも聞く」 「……」 それって…、