「こんな事してる先輩方の方がブサイクじゃないですか?」

そこにはドアにもたれかかってる黒瀬くんじゃなくて…

「佐久間くん…?」

そこには私の事好きって言ってくれた佐久間くん。

「え?佐久間くん!あはは、いやぁ松野さんに頼みごとあってね!ねぇ?松野さん?」

言う通りにしろと言わんばかりの怖い目。

「怖い目してますね、先輩。頼みごとする相手にブスなんて言うんですね?」

佐久間くんがそう言うと、先輩は「わかったわよ!」と言って出て行った。