私の彼は強くて優しい不良です。



後ろからは「えぇ?拓人ぉ」「絶対松野美結シメる」なんて言う女の声。

シメる?無理な事言ってんじゃねーよ。

美結に手出した奴は女でも手抜かねぇし。

ちっこい美結の手をぎゅっと握り屋上へ向かった。

屋上へ着くなりフラつく美結。
その体を支える俺。

華奢で白い肌。ほのかにいい香りがして俺の理性は限界に近づいていた。

俺から離れて美結の言った言葉に俺は相当ショックをうける。