別に彩花が付き合い始めたから合わせるって事じゃない。 もう好き過ぎて、好きが積もりすぎて、友達だけなのが少し辛い。 だから、今日「サボろう」と言われた時は嬉しかった。 だから、私は告白するの。 この綺麗な砂浜で。 口を開こうとしたその時。 「なぁ、美結?」 拓人が声を発した。