「はぁ。俺がお前なんかと付き合ってるのは、カモフラージュのため、だから俺が必要とするとき以外は近づくな」

カモ…フラージュ?
なに、それ…でも

「いいょ。それでも…」

それでも、側にいれるなら。
側にいたいょ。

「あっそ」

そう言うと九条くんは、教室からでていった


「絶対好きになってもらうもん。」

誰もいない教室には私の声が静かに響く


次の日から私は、弁当作りに励んだ

「これっくらいの、お弁当箱に、おにぎりおにぎりちょっとつめて♪」