私の前で足がとまり急に手首を捕まれた

「俺、こいつと付き合ってるから」

「く…九条…くん」

「いくぞ」

九条くんに引っ張られ、二人で教室をでた

わ、私。今九条くんに手を捕まれて…

九条くんに捕まれている手首から熱がつたわってくる。

やばいよ…倒れそう…

「おい!」

「!?」

「手はなせよ」

ドスのきいた低い声がしんとした教室に響く

お、怒ってる!?なんで!?

「あ、あの…」

「いいから、はなせ」