「なぁ、腹減らない?飯は?」


私の言葉はまるで無視で、相模に対する怒りのボルテージは最高潮に達しようとしてる


けど、ここで冷静さを失ってもこの男の思うつぼ



目を閉じて軽く深呼吸を繰り返す




「鍵はもういいです。明日、業者呼んで新しい鍵に取り替えて貰いますから。今日は別の所に泊まります。明日の朝には出てって下さいね」



そう言って荷物を取りにリビングを出ようとすると


「行かせない」


あっという間に私の身体はソファーに倒れていて、相模に組み敷かれていた



いつもより冷めた瞳の相模の顏がゆっくり近付いてきて、唇がくっつきそうになる寸前に


「お前は俺のだ」


相模はそう言い放った