空き巣?
強盗?
何で鍵が開くの!?



廊下の柱の陰に隠れ今にも開かれそうな扉に視線を向ける


ガチャという音を立ててとうとう扉が開いた



もうダメ!

そう思った時に聞こえてきたのは



「何だ、居るじゃねーか」



・・・あの男の声だった





「な…何で…?」


驚き過ぎて間抜けな顏をしてる私を気にも留めず、靴を脱いで勝手に上がり込んできた相模は、

廊下の柱の陰に身を潜めてる私を見つけると


「何やってんの?」


とバカにしたような口調でしゃがみ込む私を見下ろして笑った