あの日、あの男が作った料理がどうなったのか私は知らない 私の家には通いの家政婦さんが居る と言っても料理は一切せず掃除をするだけの。 あの男が来た翌日、学校へ出掛ける前に私は冷蔵庫に張り紙を残して出掛けた 『冷蔵庫の物を処分して下さい』 張り紙通り冷蔵庫の中にはミネラルウォーターと数少ない調味料以外全て処分されていた それを確認して少しだけほっとした この家に他人の影は要らない あの男が居た形跡は要らない その日、私はある男に電話をした その数日後 私は――――――家を出た