月曜日 欠席遅刻常習犯の私は、遅刻もせずに学校行った。 次の日も、その次の日も…… 毎日、毎日学校へ行った 学校にさえ行けばあの男が私の家にくる事はない 学校であの男が私に話しかけてくる事はない 私に平穏な日々が訪れる 「渡辺、最近マジメじゃん?」 私の横の席に座る榎本健治が私に話しかけてくる。 「…まぁね」 この学校で私に話しかけてくる人はごく一部の限られた人だけ。