「なおー!!!」
夏休み直前、部活に行く前のある日のこと。
名前を呼ばれた私は急いで友達の美空のところへ行く。
「早く!早く!涼しい所行こ~?」
ちなみに涼しい所とはクーラーがきいてる教室のこと。
「今日も暑いねー!溶ける溶ける。あ!碓井(ウスイ)君バイバーイ!」
「うす。」
美空はサクサクと教室へ入ってしまい、後ろからついて行っている私は初対面の碓井君にどう接したらいいのかわからず、とりあえずニコリと微笑んでその場を後にした。
これが私と碓井君の初めて会ったときの話。
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