「経験者だし、椿ちゃんならできると思うんだけど。 ・・・・それにさ、」 ・・・・やめて!やめてよ!! もう、サッカーなんかに関わりたくはないんだから。 「華子!!!」 遠くから、乙姫ちゃんの声がしてそちらの方に目を向けた。 ズカズカと歩み寄って来て、私と駿河先輩との距離を引き離す。 「あの!この子、サッカーなんかには興味ないんで。失礼します。 ・・・・行くよ。華子。」