★乙姫side★




「・・・・乙姫ちゃん。私・・・・サッカー諦める。サッカー、もうしない。萌ちゃんにも絶対会わない。」





泣き続けたからか声がかすれている。でも、その弱弱しい声の中に強い意志のようなものを感じた。その言葉に私はただただ頷くしかできなかった。






「じゃあ・・・・・進学先も変えなきゃね!あの永田また嫌がらせしに、華子と同じ学校くるかもじゃん!」





なるべく明るく振る舞った。こんな辛気臭い雰囲気いやだもん!!



「でも・・・・・、」

「私も同じ学校に行く。華子を一人にさせないよ。」



・・・・あー、、、また華子の涙腺ゆるませちゃったなあ。