私達の教室が上の階なのでD組の教室まで駆け下り、D組のすぐ近くの廊下までたどり着いた時…

「やべっ!!」




バンッッ!!!



私の頭の横を何かすごい勢いで通り過ぎた。


トントンコロコロ…


私の足元にサッカーボールが転がってきたのです。



「すみません!!!怪我はなかったですか!?」


D組のクラスから極普通の男子が出てきて私に謝ってくる。


「友貴も謝れよ!!大体からしてお前だろ!!」


主犯はどうやらその“ともき”という人らしい…

「わかってるよ…」

渋々教室の中から出てきた。