「夕俟?何でここに?」
「何も見なかったことにしてやり過ごせよ…」
「で、刹那は何ヵ月?」
「孕ませてねぇ!」




真っ赤な顔して神崎さんが否定するのが可笑しくて、あたしはつい助け船を出す。




「あたし今日はちょっと疲れちゃったんでもう寝るわ。馬泱兄ゆっくりしてってね。夕俟様はこっちよ」




まぁ結局は助け船になりやしなかったのだけど。