「ママ!!パパ!!!
大きい声出さないで!!
もう夜なんだよ!?」
蘭がいきなりあたしたちの部屋のドアを開けて叫んだ
蘭は巻き込まれたくないからと部屋に戻っていった
聞こえてはいたけど、終わりにはできない
「そうゆうのをお前がカバーしろって言ってんだよ!!」
「そうやって自分のことばっか!!
何でも仕事のことしか考えらんないの??
もっと家族のこと考えらんないの??
あたしはいっつもみんなが気になってしょうがないんだよ
こんなんならあたしもう応援できないよ…」
「なんだよそれ
俺だってみんなが気になってしょうがないんだよ!!
でも………」

