「今日はね、ちゃんと目覚ましで起きたの!でも…」



「夢にみぃくん出てきちゃったから!てへっ♪」



あ~、二度寝したのね。うん。


…かわいすぎて死ねる。うん。



姫はよく寝坊をしたり、早く家を出ても寄り道したりして結局俺は全力疾走。
こないだなんて…マンホール数を数えながら学校に行くとか言い出して、この子っ…!!

途中で忘れちゃったのっ!!


潤んだ目で見られたら…ねぇ?


最初からやり直しましたよ!ええ!!




「あ、じゃあバイバーイ!」



姫と俺は教室が違うからここでお別れ。


さて、俺も教室行くか。




「あ!みぃくん!」



ん?と振り返った俺に背伸びして…



ちゅっ♪




「また後でね~♪」




これだから、やめられまへん。




ご機嫌な姫。



汗だくな俺。



誰か…俺にタオルを…